女の子に縁のなかった私にとって、それは奇跡

元彼女とのお話しです。
私は、高校時代まで、女の子とは全く縁がありませんでした。
部活は剣道部で、丸刈り頭。背は低くて、
とても女の子に相手にされるような人間ではありませんでした。

地元の大学に進学して、あるサークルに入りました。
山登りを主にやっているサークルだったのですが、
男ばかりの大学で、したがって、部員も全員男でした。
そして、ほとんどの部員が女の子に縁のない生活を送っていました。

近所に女子短期大学があって、そこにも同じサークルがありました。
そして、新入生の顔見せをいう名目で、
私達の部室にその短大の部員さん達が、
4月か5月にやってくるのが慣例となっていました。

私が、大学2年生のときです。
短大の新入部員は4人いて、3人はとてもかわいい人でした。
その中でひとり、あまり目立たない女の子がいました。
決して美人ではないけれど、清楚な感じの人でした。
他の大学との顔見せや合コンでも、あまり目立たなくて、
1年生の男子達は他の子に盛んにアプローチしていたようでした。

私が大学3年生になって、サークルの部長をつとめるようになったときのことです。
彼女は、2年生で、渉外担当となっていました。
そして、夏休み。メインの行事であるアルプス登山がありました。
その出発日に見送りに来たいからと、
私に彼女から電話で問い合わせの連絡がありました。
そして、日程を伝えてそれで電話は終わりのはずでしたが、
私が、そちらの準備状況はどうかとの質問をしました。
それがきっかけになって、長電話になってしまいました。
3時間くらい話したと思います。
そして、彼女が私のことを好きであることを告げられました。

それまで、女の子に縁のなかった私にとって、それは奇跡に近いものでした。私の恋人になる人は世界でもいないと思っていたのに。
そして二人は、みんなに内緒で付き合うことになりました。
学生時代の思い出です。

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相席のカフェで出会った今のフィアンセ

彼と出会ったのは美術館のカフェの中です。
お昼どきの店内はかなり混みはじめていて、
一人だった私は相席を求められました。

どうしても一人がいいなんて事はなかったですし、
ここのカフェのホットケーキがどうしても食べたかったので、
快く了承し、先にお客さんがいる席に案内されました。

オーダーを済ませると、
さっき見てきた展示のパンフレットを広げて、
もう一度脳内で作品を反芻していました。

その時の展示はエッシャーで、
特に「結婚」と題された絵がとても気に入りました。
パンフレットにも紹介されているその絵をじっと見ていると、
向かいでコーヒーを飲んでいた男性が私に話しかけて来ました。
「エッシャー、好きなんですか?」

私はかなりびっくりして、
そのびっくりした感情丸出しの表情で相手を見つめてしまいました。
返事もできなくて言葉に詰まっていると、
その人は「急に話しかけてごめんなさい」と言ってから、
気まずそうにコーヒーを飲みました。

その反らした横顔が本当にすまなそうで、
とても優しい人に見えました。
その顔に何だか安心してしまって、
私はびっくり顔を引っ込めて話をすることにしました。

彼も美術館のカフェにいる以上、
同じエッシャーの展示を見てきたので、
お互いに気になった作品の話をしました。
私の好きな「結婚」は、
彼にとっては少し怖くて苦手な作品であることもわかりました。

私がホットケーキを食べ始め、
彼が二杯目のコーヒーを注文する頃には、
私と彼は同じ大学で、
彼は違う学部の先輩であることがわかりました。
絵の好みは合わなかったのですが、
話がすごく合う人で、
初対面なのにランチタイムが終わるまで話し込んでしまいました。

二人で席を立つ前に連絡先を交換したのですが、
その時彼は本当に嬉しそうでした。

その相席になった人が今の私の彼氏です。
来年結婚することになりました。
相変わらず絵の趣味は合いませんが、とても仲良しです。
今でもエッシャーの「結婚」を見るたび、
申し訳なさそうにコーヒーを飲む、
今より少し若い彼の横顔を思い出します。

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顔まで似てきた彼女との生活

出会った場所は大学の体育の授業、
初めて交わした言葉は「左の靴紐ほどけてるよ」
彼女の服装は青いユニクロのTシャツに
黒いアディダスのハーフパンツでした。

最初の出会いからはもう10年、
別れてからは3年経ちますし、
私はどちらかというと記憶力にあまり自信がない方の人間なのですが、
なぜかそのことは今でもよく覚えています。

私のことをよく知る地元の友人連中に彼女の写真を見せると
「これまでの女と全然タイプが違うじゃないか」
と決まってイジられたものですが、
自分としてはそこになんの意図もオチもなく、
ただただ自然に(お付き合いを申し出るときには
往々にして多少強引だったかなと思うこともありましたが)
全ては成り行きに従っていった結果だったので返答に困り、
よく「うん」でも「いいや」でもなく
「ああねぇ」といったようななまぬるい返事をしていたものです。

5年ほどお付き合いさせていただいた
その彼女との思い出の中には、
おもしろおかしく他人に伝えられる
ショートストーリー的エピソードのようなものは
これといってないのですが、
全体を通して「だんだん顔が似てくる」という
これまでにはないハプニングがあり、
お互い凡庸なルックスだった私たちにとって、
それは嬉しいような嘆かわしいような時間でした。

私は大学進学とともに上京し、
それからはずっと一人暮らしをしています。
まったく赤の他人同志の顔が少しずつ似ていく
科学的根拠はよくわかりませんが、
それまでのお付き合いから比べても
一つの部屋で同じ食事をし同じ過ごしかたを共有する割合が
格段に増えたことは間違いないので、
もしかすると一緒に居すぎたのかもしれないね、
などど、最近でも年に1回は会う中で冗談のようにそう繰り返しています。

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媚びないたけちゃんが好きになりました

たけちゃんとの出会いについて、
たけちゃんとの出会いは職場です。
職場で特に人気があったわけでも、
かっこよかったわけでもないたけちゃんを
好きになったのは私の方です。

どこに惹かれたかといいますと、
たけちゃんはどちらかといえば女の子に人気がない人でした。
職場では仕事には真剣で、女の子に媚びないところ、
例えば、新人の女の子がくると
男性はついつい仲良くしたいという気持ちが働くのか、
きつくいえないというか、
仲良くしてしまうというか、
そんな時、たけちゃんは愛想を振りまくことはもちろんしません。

お話に夢中な新人の女の子に
「しゃべってる時間があるなら働け!!」と言ってしまう人でした。
悪い人ではないのですが、言葉も選ばないので、
嫌われてしまいますよね。

私はそんなたけちゃんのどこが好きになったかというと、
私自身が八方美人で、言いたいこと、
言わなきゃいけないことも言えずに、
その場の雰囲気を壊したくないこともあり
なかなかはっきりとものが言えないタイプの人間、
嫌われるのが怖い人間、
そんな私にとって、嫌われるだろうに、
言わなくてもいいけど本当は言わなきゃいけないことを
堂々といえる、そんなたけちゃんを尊敬できました。

ある日の出来事。
誰かからのうわさで、男性の間で好みの女性の話をした時に
たけちゃんは 私のことが一番いいと言ったそうです。
もちろん、いいといっても好きだとかそんな話ではなく、
よくある、女子の中で誰が一番いい?って話題だとは思いますが、
でも自分の名前があがることはうれしいことです。
その話をきき、いてもたってもいられなくなり
自分から告白!そしてつきあうことになったのでした!

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お金が割いた私たちの関係

ある元彼との出会いです。
その彼とは14年ほど前の事、ネットで知り合いました。
その頃はまだネットでの出会いも少ない頃でしたし、携帯電話にネットの機能が付き始めた頃だったかのように思います。
今でいう「出会い系サイト」の部類に入ると思いますが、その頃はそれが大して悪い事とも思っていませんでした。

暫くして、その彼とメールをし合うようになりました。
住んでいる地域は私と同じ県。色々話していくうちに学年こそ違うけど(年下でした)、共通の知り合いが何人かいると言う事も分かりました。
彼は、県内では有名な進学校(高校)に行っていたし、大学も有名大学を卒業していました。

メールしてても内容の分かり易いメールを送ってくる人だったし、会おうという話が出た時も何の疑いもせずに安心して会う事が出来ました。
実際に、彼の地元で会う約束をして会ったとき、若い割にはちょっと髪が淋しいなという印象以外はとてもいい感じの人でした。

それから程なくして付き合うようになり、頻繁にデートを重ねました。
しかし、ある日、彼はあまりお金を持ってない人だと言う事が分かりました。
携帯代が払えなかったり、食事代を私が出すようになったり・・・
ある時は仕事中に集金したお金を置き引きにやられてしまったとかいうことで、私にお金を貸してほしいと言ってきたこともありました。

この彼より以前に付き合った彼で、お金が無くて散々な思いをした経験が何度かあった私だったので、今回はもうお金のないことに嫌気がさし別れを告げました。

もう、この彼と別れてから何年も経ちましたが、風の便りに遠方の地で結婚したと聞きました。お金以外では性格も頭もよい彼でしたので、きっと幸せになってくれるんではないかと期待しています。

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インターネット草創期の出会いと結婚

僕の彼女との出会いは、
あるボランティアサークルの会合でのことでした。
お互いに、そのサークルには初参加で自己紹介をしました。
メンバーは20名くらいだったと思います。

僕は、そのサークルに入る前から、
ボランティア活動をしていました。
活動の内容は、身体に障害のある方や
知的障害のある人のサポートをすることでした。

なので、サークルに初参加したときも、
何人かは、すでに知り合いの人がいました。

彼女の方は、そのサークルのリーダーさんが、
発行している機関紙のようなものをたまたま目にし、
興味を持ったのきっかけとのことでした。

そして、地元の社会福祉協議会の担当者に相談して、
ボランティアサークルがあることを教えてもらったのでした。

初めて出会ったその日、
自己紹介をする彼女の声は、とても小さいもので、
なかなか聞き取れませんでした。

でも、清楚な印象があり、
僕にとって少し気になる存在になりました。

そして、何度か障害者の方たちと一緒にバスハイクに行ったり、
ホームパーティをしたりするうちに、
少しずつ会話をするようになってきました。

趣味の話しになって、パソコンを使ってインターネットで、
いろいろなホームページを見ることや
メールでやりとりすることが好きだとのことを聞きました。

当時は、まだADSLなどのブロードバンドはなくて、
ダイヤルアップでインターネットに接続しなければなりませんでした。
そして、インターネットの利用人口もそれほど多くはありませんでした。
僕自身も自宅にインターネット環境ができて間もない頃でした。

十数年前の12月、サークルのリーダーさん夫婦のお宅で忘年会がありました。
僕は、ちょっとひと休みと、そとに出てタバコを一服してきました。
そして、台所の前を通りかかると、彼女がお皿を洗っていました。
その後姿が、なかなか清楚でかわいらしく目に写りました。

そして、台所の前で二人で立ち話をしました。
話すうちに、メールやインターネットの話題になり、
メールアドレスを交換しました。

それから、週に2、3度、
メールのやりとりを行うようになりました。
彼女のメールによると、他人の恋の相談を聞かされるばかりで、
自分自身の方はさっぱりとのことでした。
やっぱりひとりはさびしいとの言葉もありました。
そうして、メールをやりとりことが、しばらく続きました。

そして、ボランティアサークルのリーダーさん夫婦と
もうひとりのおせっかいさんとの勧めで、
二人は交際するようになりました。
そして、2年ほどして結婚しました。
いまは、娘2人を持つ夫婦として、毎日を過ごしています。

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