今や旦那さんとなった彼との出会いは本当に偶然としか言えませんでした。

2011年にヨーロッパのある国へ留学していた頃の話です。

8月末に到着し、9月から大学の授業は始まりました。

英語すらまともに話せない・聞き取れないという状態でオリエンテーションや授業はどんどん進んでゆき、毎日疲れ果てていました。

ある休みの日、気分転換に散歩に出かけました。

そして歩いている途中、別の日本人留学生の男の子から電話があり、夜ロシア人と飲むんだけど来ないか?と聞かれました。

英語もまともに話せず友人も全然出来ないような時期で、何も予定もなかったので行くことにしました。

そしてそこで出会ったのが、彼でした。私を含め日本人留学生が3人と、ロシア人が2人。

待ち合わせ場所にやってきた時に、始めは美男美女のカップルが来たんだと思いました。

なんだ、カップルと飲むのかーなんて思っていたところ、どうやら二人は兄妹で、しかも両方私よりも年下でした(ずっと年上だと思っていましたが)。

そして飲み屋さんがある場所まで向かう途中、その彼と少し話をしたのですが、まず名前が聞き取れませんでした。

何度か聞きなおすもののよく聞こえず、今後会う機会もそんなにないだろうと思い、なあなあにしてしまいました。

飲んでいた最中は、相手の英語を聞き取ることに必死で、何をしゃべったのかは全く覚えていませんが、帰り際にスカイプのIDを教えてもらいました。

翌日、一応お礼だけのつもりで、スカイプで話しかけたところ、今日暇?と聞かれました。

やはり予定は全くなかったので、暇だと答えると、うちに来ない?とのこと。

名前すら聞き取れなかった人の家に行って、私は一体どうすればいいのかと思いながらも、こんなことも滅多にないことだと思い、行くことにしました。

その時は、彼とその妹、お母さんにも会い、散歩に行ったりと、どうにか過ごしました。

そしてそれから、なぜか毎日彼からスカイプで話しかけられ、会おう会おうと言われ、気が付けば2週間も毎日彼が私の住む寮まで来ては散歩する…という日々が続きました。

その流れで付き合うことになり、留学でその国に来てから2か月もしないうちに彼の実家に引っ越すことにまでなりました。

日本へ帰国後、2年の遠距離恋愛の末、結婚しました。

彼は普段あまり飲みに出かけないタイプなのに、その日はたまたま行ってもいいかなという気分になったようで、
そしてたまたま私が誘われ、出会い、まさかの結婚にまで至りました。

今でもこの出会いの偶然さには自分達ですら驚いているところです。